親子でのカナダ高校留学|学校の選び方

2024.12.26

カナダでは、州や市によって学校の制度が色々違いますが、高校生の子供たちと母親である私と3人で親子留学をしている私たちが、子供達の高校をどのように決めたか、どのような中学〜高校生活を送ったかをお話しいたします。

1. 住む街を決める

バーナビーの街並み

留学理由ついての記事でお話させていただいた通り、住む都市はバンクーバーに決めましたが、バンクーバーといっても近くにいくつかの街があります。

基本的にその決めた街のディストリクト(学区)の学校に通うことになります。

同時にエージェントも探していたので問い合わせをする際に、

  • 人種の偏りがあるエリアはあるのか。
  • 治安が悪い街はあるのか。
  • どの街が住みやすいか。住みにくいか。
  • 車がなくても生活出来るのはどの辺りか。

などを聞いたりしました。

 

問い合わせをさせていただいた際、話にバーナビーという街の名前が多く出ていて、私も調べていくうちに、

  • スカイトレインが2ラインある(Millennium Line・Expo Line)
  • 駅近、バスも沢山あるので車がなくても買い物出来る
  • 治安が良い
  • 高校も沢山ある
  • バンクーバーも近い
  • 自然が豊か

などを踏まえ、この街にしようかなと考えていました。

そして、カナダ大使館で開催されたイベントに参加したときのことです。

その場に、バーナビー学区の担当者がいらっしゃって、学区内の学校について直接お話を伺うことができました。

学校の場所や特色、どんな雰囲気なのかなど、詳しく聞くことができたおかげで、私たちにぴったりの環境が見つかりました。

バンクーバーのすぐ隣にあるこの街、バーナビーの魅力に触れた瞬間、「ここだ!」と直感的に感じたのです。

 

カナダでの親子留学を成功させるための大切な選択が、バーナビーという場所で決まった瞬間でした。

2. バーナビー学区から高校を決める

カナダの高校の教室で2人の生徒がポーズしている

バーナビー学区はGrade8-Grade12の生徒はセカンダリースクールと言って、日本でいうと中高一貫の学校を指し、留学生が入学出来るセカンダリーは8校ありました。

エージェントも決まり話が進むにつれ、当初はGrade8を受け入れてくれる学校が3校しかありませんでした。

でも3校に絞られた事で決めやすかったです。

その3校の特色や規模など、バーナビー学区のホームページで調べ、その学校の周りの、

  • コンドミニアムやタウンハウスがあるか?家賃は?
  • スーパー/グローサリーストア
  • ドラッグストアや生活用品が買えるお店
  • スカイトレインの駅やバス

などをGooge mapを使って、調べて学校を決めました。

近隣のお店などのレビューなども見たりしました。

3. 留学生としてセカンダリースクールに通い初めて

学校が始まる前に留学生は何日かオリエンテーションがあり、学校のことやスカイトレインの使い方、日常生活に必要な情報が詳しく案内されました。

遠足のような楽しいイベントもあって、初めての環境でも少しリラックスすることが出来たようでした。

留学生を担当するカウンセラーに会ったりもこの時にあり、何か困った事があった時は、このカウンセラーに相談出来ます。

英語力をチェックするテストがあり、学校が始まる前に結果が出ます。

子供達が行ったセカンダリースクールでは、ELLのクラス(留学生用英語クラス)は5段階のレベルに分かれていました。

2人は日本でインターナショナルスクールに通っていたので、少しは英語が出来た為テストの結果、ELLクラスには入らなくてよいとなり、初めからローカルの子たちと同じクラスをとる事になりました。

通っていたインターナショナルスクールでは、下の息子のクラスは日本人が多く、英語力はあるとは言えませんでした。

彼も当初を振り返って、カナダに来た頃は英語力ほぼゼロだったなと言っています。笑

そして上の娘も、ローカルの英語の会話には最初はとても苦労していました。

2人はそこから、とんでもないほど色々な事に努力しました。勉強はもちろんの事、ボランティアやスポーツ、学校内の購買で責任者のトップになり運営を任されたり、自ら進んで様々な事に取り組み、毎日忙しく積極的に活動していました。

当初自分達が新入生として参加したオリエンテーションにも、数年後には日本語が話せるスタッフとして、ボランティアをしたりもしていました。

ローカルの友達も増え、お泊まり会をしたり、遊びに出かけたり、英語力もすごい勢いで伸び、成績もそれに並行してどんどん上がっていきました。

複数の高校生が家で遊んでいる 複数の高校生が誕生日を祝っている。

それでも第一言語ではない言葉で学ぶというのは、色々な苦労もあったかと思います。何時間も何日も机に向かい、時には泣きながら、怒りながら、必死で勉強をしていました。

そして無事、下の息子も今年の6月にセカンダリースクールを卒業をし、2人の高校生は終わってしまいました。

楽しい事ももちろん沢山ありましたが、コロナ禍を乗り越え、このようなものすごい努力が今の2人に繋がっています。

まとめ

とりあえず留学すれば簡単に英語が話せるようになる、海外の方が受験がないし勉強が楽、というのは違うと思います。

英語話せるだけの人は日本にも本当に沢山います。

しかし、英語をきちんとコミュニケーションツールとしてマスターし、ビジネスに繋げていかなくては意味がありません。

大学に入ること、大学を卒業する事がゴールではないからです。それは外国でも日本でも同じだと思います。

高校生のうちにやっておくべき事、そして自分がどんな仕事に就きたいか、どんな事を学びたいかを、なるべく早い段階で目標を定めると、カナダの高校では豊富な選択科目のオプションから希望にそったものを選ぶ事が出来るので、勉強もしやすくなるかと思います。

授業で良い成績を収めれば、次の学年で希望する選択科目が取りやすくなります。

大学生になりましたが、まだまだ2人の戦いは続いています。

親の金銭的な戦いもまだしばらく続きます。(←これについてはまたの機会に)

私のビザの関係で(←これについてもまたの機会に)いつまでそばにいれるか分かりませんが、学生であるうちは勉強に集中出来るよう、精一杯サポート出来ればなと思っています。

最後までご拝読いただきましてありがとうございました。

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