カナダの高校と日本の高校の違いを現役高校生に聞いてみた!
2024.04.25そもそもカナダってどんな場所?
カナダは北アメリカ大陸に位置している国で、アメリカの北側にあり、国土全体の大きさは、なんと世界第2位!
そんな国土の広いカナダでは、ロッキー山脈やオーロラが見れたりする自然豊かなエリアから東京やニューヨークのような都会まで、自然と都会の両方を楽しむことができます。
さらに、ハイキングやサップ、カヤック、スキー、スノーボード、スケートなど様々なアクティビティも気軽に楽しむことができるのも魅力的です。
その他にも、治安の良さや、多国籍さから、カナダは観光客にはもちろん、留学生や移民・海外移住をしたい方に高い人気を誇っております!
人気留学先のVancouver(バンクーバー)とBurnaby(バーナビー)について
カナダ高校留学の中でも程よい都会加減で日本との行き来もしやすいことから圧倒的に人気な、『バンクーバー高校留学』。
実は、日本人の多くが思っているバンクーバーは、現地では『メトロバンクーバー』と呼ばれており、バンクーバー市やバーナビー市などの複数の市で構成されているのです。
今回は、中でも高校留学先に特に人気な Vancouver(バンクーバー)とBurnaby(バーナビー)を簡単に紹介します。
Vancouver(バンクーバー)について:
ダウンタウンバンクーバーは、この周辺一帯の中でも特に盛んな中心地で、たくさんの飲食店、お洋服屋さん、お土産屋さん、靴屋さんなどのお店が軒を連ねています。また、語学学校もたくさんあります。
ダウンタウン以外のエリアは、主に住宅街となっていますが、古着屋さんが立ち並んだエリアやカフェが並んだエリア、レストラン街などエリアごとに違った雰囲気を楽しむことができます。
治安の面では、基本的には安全ですが、危険なエリアもございますので注意が必要です!
カナダ専門.comでは、到着後のオリエンテーションで危険な地域も含めたエリア紹介を行っておりますので、安心して現地生活を送っていただくことができます。
Burnaby(バーナビー)について:
Burnaby(バーナビー)は、バンクーバーに隣接した市で、街並みもバンクーバーととても似ています。中でも、メトロタウン(Metrotown)やブレントウッド(Brentwood)、ローヒード(Lougheed)はとても栄えており、巨大ショッピングモールや、レストラン、カフェなどがたくさんございます。
年々、都市開発が進んでおり、新しいモールがオープンしたり、マンションが建てられたりと、どんどん利便性も高くなっているエリアです。
一方で、大きな湖や広々とした公園、綺麗な景色を堪能できる山、静かな住宅地も多く、自然豊かなエリアでもあります。そのため、高校留学や親子留学にオススメなエリアとなっています。
カナダと日本の高校の違い
① 担任の先生がいない!
カナダの高校では、担当の先生がいる教室に生徒が移動する形になるので、授業に合わせて教室やクラスメイトが変わり、担任の先生もいません!
その代わりに、荷物が置けるロッカーが廊下に設置されていたり、リュックを持ちながら教室を移動したりします。移動するのは大変だったりしますが、毎回移動することで眠気予防になったりと良いエクササイズになっています。
休み時間や昼休みは、好きな場所で過ごすことができます。お昼ご飯を買いに、学校外のお店に買いにいく生徒や、家が近い生徒は家に帰って食べる生徒もいます。
時間内に帰ってこれば大丈夫というルールからも、カナダの高校の自由さを感じますよね!
また、カフェテリアもあるので、校内でお昼を買うことも可能です。
② 授業制度が学校によってバラバラ
カナダの公立高校では学校や学区、州によって、学校のシステムや授業制度が異なります。
学校のシステムの違い
日本では、小学校が6年、中学校が3年、高校が3年と都道府県問わず決まっているかと思います。しかし、カナダでは、小学校が5年のところと7年間のところ、中学校(ミドルスクール)があるところとないところ、などと学区によってシステムが異なります。
*メトロバンクーバーエリアの学校システム*
- 小学校 7年間、高校(セカンダリー)5年間の学区:バンクーバー・バーナビー・ノースバンクーバー学区
- 小学校5年間、中学校(ミドルスクール)3年間、高校(セカンダリー)4年間の学区:コキットラム・ニューウェストミンスター学区
授業制度の違い
カナダの高校には、リニア制とセメスター制という制度をとっている学校が混在しています。
リニア制の学校とセメスター制の学校の違いをみていきましょう!
– リニア制:
8教科を並行しながらとるシステムです。Day 1用の4教科、Day2用の4教科(Day1の4教科とは異なるもの)が決まっており、Day1とDay2を交互に一年間受講していきます。
【メリット】
- 1年かけてじっくりと学習することができる点
- 毎日違う科目を学べる点
- スムーズに進級できる点(学年が上がった時にもそれぞれの科目を忘れることなく、連続して学習できるのでスムーズに進級できます)
【デメリット】
- 一度に8科目を勉強するのでテスト勉強が大変
- 1年間同じ科目を学ぶため、英語力などの関係で単位取得に遅れがある場合、遅れを取り戻すのが難しい
– セメスター制:
前期用の4教科、後期用の4教科が決まっている制度です。半年間毎日同じ科目を同じスケジュールで勉強し、学期ごとに変わる形になります。
【メリット】
- 前期に学んだ科目をベースに二学期めの科目をレベルアップできる点(例:前期は留学生用英語クラスレベル1→後期はレベル2など)
- 一度に4教科のみ学ぶので、テスト勉強がしやすい点
【デメリット】
- 毎日同じ時間割での生活が半年間続くため飽きてしまうこともある点
- 半年間で授業をカバーしていくため履修スピードがリニア制の高校よりも速い点
③ 時間割を自分で作ることができる!
日本の学校では学校によって学年ごとに決められた時間割にしたがって授業を受けますよね!
カナダでは幅広い授業の選択肢の中から自分で選択し時間割を作ることができます。
日本の普通科高校では滅多にないような、ビジネス関連の科目、建築、自動車整備についての科目、グラフィックデザイン、写真など、選択肢が豊富にあります。
高校生の頃から専門科目を学べる機会があるのは卒業後の進路選択をする上でとても役に立つかと思います!
選択科目の詳細は別の記事で紹介します。
④ 授業が自由すぎる!
授業は先生によって全然違います。数学や理科は比較的カリキュラムや教科書に沿って授業が行われますが、社会や英語はカリキュラムに沿ってはいるものの先生の教えたいことに沿って授業が進み課題がだされる印象です。生徒様の多くは、数学・理科・経済の教科書はありますが英語・社会・副教科の教科書はないようです。
また、日本のように先生が黒板に板書して生徒が書き写すような授業はほとんどありません。基本的にはプリントが配られてそれを読んで、先生から出された問題に答えたり、グループで話し合ったりします。
授業スタイルも先生によって異りますが、非常にユニークな先生も多く、授業で映画を見たり、英語の授業ではエッセイを書くだけではなく自分でラジオ風 Broadcast やポスターを作ったりなどすることもあるようです。日本の授業スタイルに慣れている日本人高校生にとってはかなり新鮮ですね!
⑤ 校則が自由すぎる!
バーナビーの高校に通う生徒さんに聞いたところ、『校則という校則はない』とのことでした。
スマホはもちろん、メイクや髪染め、ピアス、服装、お菓子を食べるなどなんでもオッケー!
しかし、先生によってクラスのルールが決められています。
例えば、生徒さんの理科の先生は授業中は先生が許可した場合しかスマホを触ってはいけなかったり、コンピューターのクラスでは飲食禁止だったりするとのことでした。しかし、英語クラスでは、授業中の飲食・スマホ・テスト中にイヤホン(しかしスマホはカバンの中)もオッケーでした!とのことで、音楽を聴くことについても、それで集中できるんだったらいいよっという考え方の先生もいるようです。なんともカナダらしい自由なクラスですね(笑)
⑥ 部活・クラブ
日本では一年生で入部して、3年生の引退まで続けるのが一般的ですよね。
しかしカナダではシーズンによって部活の種類が変わります。
そのため、三年間同じチームなどではありません。例えば、秋はバレー部に所属して冬は何にもせず、春はバドミントン部に所属するなどもできます。
部活によっては(スポール系は特に)TRYOUT(トライアウト)というオーディションのようなものがあるので、そちらに合格しないと入れなかったりと少し特殊な場合もあります。詳しい内容については今後のブログで紹介する予定ですので、お楽しみに!
カナダ高校留学体験談
私は田舎というかそこまで都会じゃない県で生まれ育ったので小中学校は普通の公立学校でした。中学2年生の時にカナダの高校に留学したいと思い始め、たくさんカナダ留学について調べました。日本の高校は受験せず、カナダの高校に出願して中学校卒業とともにカナダに渡航しました。最初は不安なことも多く、一人で何事もやり遂げないといけなくて辛い時期もありました。英語にも苦戦したし、いつもしんどいなあ、なんて思っていた時期もありました。きっとこれからもありますよね(笑)だけど一年たって振り返って見ると、毎日勉強頑張って、日本では経験できなかったことを経験できて、新しいことにチャレンジして、生き方を学んで、、、本当に留学してよかったなと思います!自信を持って毎日頑張って全力だったと言いきれます!毎日がほんっとうに充実しています!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はカナダの高校のシステムやエリアの紹介、日本の高校との違いについて紹介させていただきました!
これから高校留学を検討中の方や、興味がある方の参考になれば幸いです。ご拝読有難うございました。
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